クラス:ビーストスペラー
属性:土
年齢:70歳
誕生日:6月15日
身長:128cm
趣味:ブラックジャック
好きなもの:研究(種類を問わず)
嫌いなもの:綺麗事
好きな食べ物:山菜、漬物
嫌いな食べ物:味が濃い料理
作曲:ACS様
愛称はゴブ蔵。
人間との協調路線に舵を切ったゴブリン族を離れ、過激派にその身を置いている。
魔導師への憎悪もなく、神への信仰もなく……
悪事に手を染める者達のそばにい続ける理由とは?
かつて、ゴブ蔵は夢を見た。
ゴブリンの洞窟で人間とゴブリン族の衝突が避けれない中で天使が流した涙を。
あのふたりの天使が、人間とゴブリン族の関係を一気に変えてしまったあの夢を。
そして、起きたその日に義勇軍がやってきて、人間とゴブリン族を和解させてしまったあの出来事。
これがただの偶然であろうか?予知夢だったのであろうか。
思えば、ゴブリン族も愚かなものであった。
欲に目がくらんで憎悪にまみれた人間に手を貸し、こうして義勇軍に追い込まれてしまっているのだから。
いわば、因果応報であるものに仇だのなんだの、ほざくつもりは微塵もなかった。
しかし、目を見渡してみれば義勇軍と王国軍、そして反魔導師派の戦いは未だに続いていた。
まさに、憎悪の連鎖……生きている限り逃れられぬ、業の集合体。
ゴブ蔵は小さく笑みを浮かべた。
この連鎖にいる限り、いつか会えるであろう……あの天使たちの出現を待ち望みながら。
「主らになら、断てるのかのう……胸が躍るわい。」
戦後も、反魔導師派は「宗教過激派」として形を変えて存在し続けていた。
「ならば、つこおてやろうぞ。」連鎖は長く続いた方が都合は良いのだから……
「過激派要塞攻略作戦」も9割予定通りであったが、ライルがテレスとの決着を望んだのが予想外であった。
テレスの機転は、ギルドと騎士団の不仲すらプラスに働かせてしまっていたことも。
以後、ゴブ蔵はテレスとの直接対決は、出来るだけ避けたという。
息子のフィレスとやらは、劣等感が分かりやすくて相手にならぬ。
ソードとやらは、経験が足らぬのが惜しい。
我らの軍門に下ったセーラ…どうやら、我らがかの者の仲間を倒した事で連鎖に取り込まれたか。
そして、「宗教過激派蜂起事件」。
我らが保護した少女には「ルミエール」と名を付けた。
これだけのことがあれば、冒険者ギルドも騎士団もより手ごわい相手となってこよう。
だが、それでよい。
「大転移魔法事件」でついに見つけた、天使らしき少女たち。
これから何が変わるか、ゴブ蔵にも予測は出来ない……
それこそがなにより、ゴブ蔵自身が待ち望んでいたのだから。
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