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🍀ルミエール(Lumiere)🌷

🍀プロフィール🌷

クラス:ブルートソルジャー

属性:闇

年齢:10歳

誕生日:10月15日

身長:130cm

趣味:人形遊び

好きなもの:人形

嫌いなもの:生意気な人

好きな食べ物:特に無し

嫌いな食べ物:特に無し

作曲:ACS様

🍀どんな人?🌷

「宗教過激派蜂起事件」で過激派に拾われた純粋無垢な少女は、戦いを覚えて信者たちの尖兵となっていた。

「大転移魔法事件」でキセキを起こしたリーフ達を人形として永遠に愛でるべく、付け狙っている。

🍀人形遊び🌷

最初に人形を与えられたのは何歳の事だろう。

表情を変えない、しかしいつでもそばにいて、所有欲を満たしてくれるお人形。

朝起きた時にお人形におはよう、そして寝る前におやすみと、つい語り掛けてしまう。

人形を動かして、なりきって遊ぶことも好きだった。

そしてなによりも、人形はいつまでも美しいまま裏切らないのである。

そう思っていた。

4歳の時、「宗教過激派蜂起事件」で全てが燃えていた。

ただ、茫然として全てが燃えていくのを見ることしかできなかった。

色んな人色んな行動をしていて、悲鳴がこだまする地獄のような光景。

人形がすべて燃えていくのをみた。

美しく、裏切らないはずの人形が、全て戦火の中で燃えていく。

「美しい、ですわ……」

誰かが少女を運んでいるような気がした。

でも、もう薄れゆく意識の中ではそれが誰なのかを確認することも出来なかった。

そして、それから1年が経過する頃。

再び少女は人形に囲まれていた。

やっぱり人形は美しく、そして裏切らない。

ああ、どうして世界はこんなにもお互いに傷つき合うのでしょうか……こんなに悲しいってわかるのに。

「そうですわ、みんなお人形さんになってしまえばいいのですわ!」

みんなが人形になれば、美しいままでいられて、誰も裏切る必要もなくて、永遠を幸せでいられる。

そして、少女……「ルミエール」は望んで過激派の尖兵への道を歩き出したのだった。

🍀救済か、狂気か🌷

尖兵になってからのルミエールは、先陣を切って敵の中に飛び入り、血のような色の爪を具現化して切り裂いていく。

ちゃんと言いつけを守って働いて、帰ったら戦果をたくさん報告して、ゴブ爺セーラに喜んでもらうのだ。

そしたらきっと、また新しい人形を用意してくれる。

それだけではなく、自らの闇の魔法で救いたい人を人形にしてしまえばよかった。

勉強はゴブ爺セーラが教えてくれていたから、きっと大丈夫。

一般教養や一般知識、そして適正として存在した闇属性魔法。

ルミエールは一生懸命勉強した。

しっかり勉強して、より多くの人を救済できるようになれば、悲しみのない素晴らしい世界が生まれるのだ。

「ワタクシが、神の代行者としてそれを実行するのですわ!」

ワタクシを助けてくれた、ゴブ爺セーラと共に。

そして、ルミエール10歳になった頃に「大転移魔法事件」が発生する。

その時にルミエールが見たのは、純粋な心で立ち向かうふたりの少女であった。

「かわいそう……」

このふたりは、とてもきれいな心をしているのに心と体を傷つけて戦わなくてはならない。

「ワタクシと同じ年齢のように見えますのに……」ルミエールは慈悲の心をのぞかせる。

人形にしてあげなくてはならない。

心と体がきれいでいるうちに、人形にしてこの悲しい世界から救ってあげなくてはならない。

「このワタクシが、救って差し上げますわ……」

ルミエールは、そういって過激派に立ち向かうふたりの少女に、ほほ笑むのであった。

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