クラス:ホーリーソルジャー
属性:光
年齢:21歳(享年)
誕生日:4月9日
身長:181cm
趣味:剣の修練
好きなもの:信念
嫌いなもの:過去の自分、魔導師
好きな食べ物:サーロインステーキ
嫌いな食べ物:特に無し
戦争時に魔導師によって人生を狂わされた過激派の騎士。
「神は裏切らない」と信じ、その手を闇に染めていく……
力に対する欲求が強く、手段を選ばないところはあるが、相手が誰でも約束は守り、過激派の仲間を思いやる優しさを持ち合わせている。
かつて、少年は泣き虫の女の子に言った。
「人を守れる騎士になりたい」……と。
少女は言った。
「じゃあ、私はその騎士様を守れる、魔導師になりたい」……と。
少年は困っている人を助ける立派な騎士になり、少女は騎士様を守れる立派な魔導師になった。
少女に希望を与えた存在が「魔導師」なら、その夢を粉々に打ち砕いた存在も「魔導師」だった。
その日から、騎士ライルは魔導師との共存を諦めた。
「反魔導師派」として戦争を駆け抜けたライルは、敗戦後はアルフェイス内に身を潜めていた。
各地で敗走して行き場のない「反魔導師派」を集めつつ、別の生き方を見つけた者は何も言わずに送り出す。
それを繰り返しながら、彼は再起の時を待ち続け、数年後にその機会がやってきた。
ライルはゴブ蔵と出会い、城塞都市メイカより北方の砦にて蜂起することを持ち掛けられる。
敵が城塞都市メイカを拠点に出来る問題はあるが、蜂起することで逃走中の仲間や北の脱出口は安全になる。
必要以上に多くの仲間を巻き込む必要もない…まさに、ライルの望むことだった。
最小限の犠牲は覚悟で大義を成す為、仲間を守るためにライルは蜂起したのだ。
その時のライルが信じられるのは、力だけだったことを自覚しながら。
冒険者ギルド、騎士団合同による「過激派要塞攻略作戦」は、確実に過激派を追い詰めていた。
だが、それは完全にゴブ蔵の読み通りだった。
最小限の犠牲に留めながら、敵の視線を釘付けにしつつ、仲間の脱出は成功していたのだから。
そして、ゴブ蔵を脱出させて完遂した後に行われたライルとテレスの最終決戦。
力のみを信じたライルは、大切な人を信じることに向き合ったテレスには勝つことができなかった。
それは、憎悪や怒りのみによる力の限界を示していた。
もし、あの時単身立ち向かった魔導師を信じることができたなら。
一緒に立ち向かいたいと言えたなら。
光の騎士から堕ち続けた先、魔王の眷属として仮初の命を手に入れたライルは目を開ける。
その先には、かつて守り切れなかった大切な人の姿があった。
もう繰り返さないために、彼は贖罪の旅を続けていくのだろう。
本当に、共に守り合いたかった彼女と共に。
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