「夜の孤児院とふたりのマホウ」の略称。
「フラワーリースとふたりのマホウ」の略称。
「ケモノの神様とにひきのマホウ」の略称。
「闇の教団とふたりのキズナ」の略称。
「星の記憶とふたりのキセキ」の略称。
「ふたマホジャンケン」の略称。
戦争中にセレス・ストライドを始めとした有志によって組織された軍。
後にテレスが合流した際に、リーダーは名声が高いテレスが担当することになった。
魔導師が中心になって組織されており、「打倒!アマンダ王国」をスローガンに反抗を行った。
通常の軍としての行動以外にも、報酬を用意して依頼を斡旋し、魔道具の流通を行い利益を得たり、多岐に渡って活動を行っていた。
この事から、後の冒険者ギルドと同様の機能を有しており、この時点で「冒険者ギルド」と呼ぶ者もいた。
戦後は「冒険者ギルド」、「騎士団」に分かれて街の復興に尽力していくことになる。
戦争中も存在していた職業だが、本格的に冒険者が表に出たのは戦後から。
冒険者ギルドから依頼を受け、世界を旅して依頼をこなしていく。
その依頼は討伐、捜索、探検等、多岐に渡っている。
非常に好奇心が強い冒険者が多く、得たものを売ったりすることで経済の流通にも貢献している。
しかし、常識が欠如している者も多く、問題行動をとる冒険者も少なくない。
悪事を進んで働く「悪徳冒険者」も存在する。
義勇軍の内、秩序を重んじる者たちによって創られた組織で、「教会」に属する。
騎士団長はクレス・リークレットで、後に妻となる「ラフィル」もシスターとして加入する。
隊内規律、集団戦術、使命感を重視しており、隊員も厳選されるため正義感の強い精鋭になっている。
その統制が取れた動きから民衆から尊敬され、議会からも護衛として置く程に信頼されている。
「護る」意識が非常に強く、自信に満ちたその姿は毅然として気高い。
その心に刻まれた清廉さ故に、常識の通用しない冒険者を強く嫌うものも多い。
「星の記憶」が通りがかった時に見つけた「おとぎ話」から生まれた7人の神様。
光神・アディソル、炎神・アサミ、氷神・アイシャ、闇神・猫太郎、雷神・山兵衛、風神・鳥衛門。
以上のメンバーで構成されており、神にも寿命があるようでアイシャは2代目である。
土神もいるのだが、現在は旅に出ており行方不明。
ケモノの神様は、リーフたちの住む下界に様々な生きる為の力を与えた。
そして、その力から生まれた無数の欠片は「精霊」となり、星と共に生きているのである。
ケモノの神様は生きとし生けるモノの「希望」もしくは「幸せ」を力の源としており、戦争中は「絶望」が満ちていた為、全員が子どもの姿になっていて、その力を発揮できないでいた。
戦争が終わり、世界が復興に進む上で「希望」と「幸せ」が増えるようになり、その増加量に応じてケモノの神様は力を回復していくのである。
ケモノの神様の力の欠片から生まれ、無数に存在している。
炎・氷・土・雷・風・闇・光の各属性ごとに精霊があり、魔法と呼ばれる力の源となっている。
中には意志を持つ個体も存在しており、精霊使いと呼ばれる人間と意志を交わすこともできる。
めちゃくちゃ個性的な性格らしく、フィナと会話してる時は結構やんちゃである。
お母さんだと思ってるんじゃないか?というのはテレスの談である。
フィレスが行使する闇の精霊は、フィレスに憑依する際は主導権の取り合いを楽しんですらいる。
きっと負けず嫌いなのだろう、とソードは考えているらしい。
戦争中は魔導師に対して憎しみを抱いていた「反魔導師派」と呼ばれていた組織。
戦後は独自の神を生み出し、それを拠り所に「魔導師根絶」を掲げて世の中を乱している。
その規模は戦後も拡大し、海賊、山賊、盗賊等も加わり冒険者ギルドと騎士団を悩ませている。
憎悪の連鎖を象徴する組織である。
戦争において大きな戦果を挙げた魔導師を恐れた王国軍及び「反魔導師派」によって引き起こされた悲劇。
ゴブリンの屈強な肉体は、魔法に対して非常に有効であり、これによって魔導師優位は消滅した。
結果として悪事を働いた魔導師たちだけでなく、町を守るために戦っていた魔導師たちも魔導師狩りの餌食になっていった。
魔導師有志を中心に組織された義勇軍にとっても彼らは敵であったが、「魔導師テスタ」がある夢を見たことで流れは変わっていく。
ゴブリンと戦う義勇軍の前にふたりの天使が現れ、その涙が両者を和解に導いたという。
その夢を信じたテスタが単身ゴブリンの洞窟に乗り込み、相互に恨みを捨てることで和解を果たした事により、魔導師狩りはその勢いを失い、王国の敗北により完全に消滅した。
宇宙(ソラ)を流れるひとつの大きな星で、常に旅を続けている存在。
意志を持ち、生きとし生けるモノの「幸せ」を見るのが好きで、その記憶を小さな星に変えて宝物にしていた。
ある場所でおとぎ話を見つけた時に、純粋な気持ちを持つケモノの神様が突然姿を現す。
それを見た星の記憶は、更なる「幸せ」を求めて自身の代わりに「観測」を行う存在を作り出す。
それが「ほしのこ」、「ほしのは」であった。
争い事を嫌い、もし生きとし生けるモノが争いを始めた時、その存在を探して止めようとする。
「幸せ」の循環を守りながら、今も星の記憶はソラを旅しているのだと伝えられている。
「星の記憶」が作り出した、「幸せ」を観測するための存在でヒトノコの姿をしている。
様々な星に住んで学校に通い、「観測」を続けながら日々を生活している。
星の軌道上にあった知的生命体は人間ほど複雑ではなかったので、基本的に「争い」という概念はない。
つまり、憎悪や嫉妬といった「負の感情」を全く持ち合わせていないのである。
魔力も「ほしのこ」の「心の善性」から生まれるため、戦争に至らなかったのでは?といわれる。
結果として、術式以外の力になりうる兵器は生み出されていない。
ほしのこは万華鏡越しに、夢を通して眺めるように「観測」をし「幸せ」を集めていく。
そのため、全ての物語を知っているわけではなく、星が通りすがった星に住む生き物や、物質の記憶が少しだけ夢に見える程度といわれている。
クノンが下界に落ちてきたのは、クノンたちが住む星が人間の住む星を通りがかった時、「星の記憶」が人間ひとりひとりの中に「ソラ」がある事にビビリ散らして、うっかりクノンを落としてしまったといわれているが、真相は不明である。
ほしのこたちが集め損ねた「幸せのひとかけら」から生まれた存在。
その星にいて「幸せ」を直接「観測」する存在で、世界に多数存在するといわれている。
存在する星に密着して「観測」するので、「幸せ」をより深く、精密に観測していくことができる。
星の記憶、「ほしのこ」ともリンクしており、連携することで「幸せ」をより効率的に集められるわけである。
「クリスタルちゃん」と呼ばれる女の子が、主に「ほしのは」と呼ばれている。
ほしのは自身の「善性」を力に変えており、「争い」の概念を持たないのは「ほしのこ」と同様。
「負の感情」を全く持たないのも同様で、敵味方問わず、傷ついた者たちをその優しさで癒していく。
リーフの愛犬「鮫吉」、フレンの愛猫「グレイ」も特殊な「ほしのは」として分類されている。
魔法及び術式を使うために用いられる、術者に流れる精神的な力である。
但し、術者によって魔力容量が異なっており、それ以上の魔力を引き出すことは出来ない。
強い意志や自信を持つほど力は高まり、逆に意志や自信が失われた時は本来の力を発揮できない。
非常に不安定な力で、これからの研究が待たれている。
魔法は各属性の精霊の力を借り、精神的な強さを力に変えて攻撃的な力として放出する。
人間には属性に対する適性があり、適正属性に応じた魔法が最も力を発揮できるとされている。
但し、魔力が高い術者は適正属性以外の魔法も覚える傾向がある。
属性と魔力は親から子にある程度遺伝するとされ、自身の素質と合わせて決定される。
故に、親と子で属性、魔力容量が違うというケースも少なからずある。
術式は「星の記憶」の力を直接借り、術者の善性を力にして活かす力として放出する。
星の記憶の力であることから魔法よりも上位にあり、主にケモノの神様、ほしのこ、ほしのはが使用する。
しかし、星の記憶の本質から戦う力ではなく、活かし、護る力とされ、威力そのものは魔法に劣る。
生活する上では便利なため、お茶を沸かしたり、冷凍保存したりと割とお手軽に使えるのが魅力。
しかし、やはり力なので、攻撃術式として扱うことも出来るがめったに使われない。
基本的に属性及び魔力容量は遺伝せず、完全に術者に依存するのが特徴。